米Googleは12月11日(現地時間)、新バージョンの「Googleスプレッドシート(Google Sheets)」を発表した。従来よりも大きなスプレッドシートをサポートして高速に動作し、オフライン編集など数多くの新機能を備える。一部の機能はまだ使用できないが、Google Driveの[設定]→[編集]から新しいGoogleスプレッドシートに切り替えて試用できるようになっている。

新しいGoogleスプレッドシートはデータが含まれるセルを最大200万個までサポートし、データの読み込みやスクロール、計算が従来よりも反応よく動作する。新しい関数の編集ツールが構文を分かりやすく強調表示し、またハイライトされたエラー箇所にポインタを合わせると修正方法のガイドが現れるなど、複雑な数式や関数の作成が容易になった。「フィルタ表示」という新機能を使うと、他のユーザーのスプレッドシートの閲覧を妨げることなくフィルタを作成でき、名前を付けて保存・共有できる。

新しいGoogleスプレッドシートのフィルタ表示

新しいGoogleスプレッドシートはドキュメントやスライドと同じように、オフラインアクセスを設定するとインターネットに接続していなくても新規作成や編集を行える。オフライン編集したデータはインターネットに接続した時に同期される。

なお、現段階では新しいスプレッドシートに切り替えた場合、新規スプレッドシートは新バージョンで作成され、以前に作成したスプレッドシートには古いバージョンが使われる。