トレンドマイクロは12月9日、「就活生と社会人のSNS利用とプライバシー意識に関する調査」の調査結果を発表した。
2015年卒の就活生107名と社会人248名の計355名を対象にWebアンケート形式で11月に調査を行った。
調査によると、「日々の出来事を不特定多数に公開している」と回答した就活生は82.2%で、社会人の54.8%を大幅に上回った。また、SNSに投稿を行う場合、情報公開の範囲を「意識していない」と回答した就活生は35.5%で、社会人の29.4%を上回っている。このことから同社では「就活生は情報公開に対する意識が低い」と分析している。
また、SNSに他人の写真を投稿した経験があると回答した就活生は49.5%、社会人は35.1%となった。一方で、勝手に自分の写真をSNSに投稿された経験があると回答した就活生は49.5%で投稿経験とほぼ同じである一方、社会人は24.6%で10%ほど下回る数字となった。なお、勝手に自分の写真を投稿されて「不快」に感じた経験がある人は、就活生で58.5%、社会人では70.5%にのぼっている。
この調査ではSNS利用者を「FacebookやTwitter、Google+利用者」と定義しており、サービスごとの利用状況については公開されていない。