富士通エフサスは12月9日、EMCの構築パートナー「Velocity Services-i」に認定されたことを受け、「EMCストレージ構築サービス」の提供を開始すると発表した。
このサービスは、同社が2012年9月より提供しているストレージソリューションにおけるストレージインテグレーション・サービスの1つとして提供するもの。
ストレージインテグレーション・サービスでは、顧客の要件に合わせて最適なストレージ製品を選択し、ストレージシステムの設計・構築を行う。富士通のストレージシステム「ETERNUS」を中心に、EMC、IBMなど、顧客の要望に応じて他社製品を組み合わせて提供する。参考価格は1台あたり90万円から。
同社は、EMCの認定取得にあたり、EMCの定める技術資格者の育成、検証環境の整備を実施するとともに、2カ月間に及ぶOJTを行ってきた。その結果、正式に構築パートナーとして認定されたという。国内では14社目、富士通グループとしては初の構築パートナーとなる。
同社では今後、2016年度末までに、EMC社のストレージ構築が可能な技術者につき、200名を目標に育成し、2016年度末までに、累計40億円(製品販売含む)の販売目標を掲げている。