ネットギアは12月4日、L3およびL2+(プラス)フルマネージスイッチの新製品6機種を同時発売すると発表した。併せて、NETGEARマネージスイッチM5300シリーズの一部製品を値下げすることもアナウンスしている。
今回発表された新製品は、初期導入コストを抑えられるL2+スイッチ「M5300-52G」「M5300-28G」、光ケーブル集約のためのL3フルマネージスイッチ「M5300-28GF3」、小規模ネットワーク向けのインテリジェントエッジ「M4100-50G-POE+」「M4100-26G-POE」「M4100-D12G」の6つ。M5300は「ネクストジェネレーション・エッジシリーズ」、M4100は「インテリジェント・エッジシリーズ」とカテゴライズされている。
各製品の概要は以下のとおり。
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M5300-52G、M5300-28G : 10Gのアップリンク、スタック機能、L3アップグレードに対応したフルギガビットL2+スイッチ。VLANやポートトランキング、SNMP(v1,v2c,v3)といったレイヤ2機能をフルサポートしているのに加え、スタティックルーティング、VLAN間ルーティング、DHCPリレーなどがサポートされている。
M5300-52Gは筐体前面に10GBase-T/SFP+コンボ2ポートおよびギガビットイーサネットを48ポート、背面に拡張スロットx2を搭載。M5300-28Gは10GBase-T/SFP+コンボ2ポート、ギガビットイーサネット24ポート、背面に拡張スロットx2の構成。中~小規模のネットワークでRIP、OSPF、VRRPなどの機能は必ずしも必要ではない場合に導入費用と運用コストを大幅に削減することが可能と紹介されている。
価格はM5300-28Gが39万9000円、M5300-52Gが54万6000円。 -
M5300-28GF3 : SFP GBICスロットを24個搭載した、L3フルマネージスイッチ。標準でIPv4/IPv6ダイナミックルーティング、VRRPなどのL3機能をサポート。多数の光ケーブルを集めるコアスイッチとして使う場合、最大8台をスタックし、最大192の光ケーブルを収容する。
単体で利用する場合でもアップリンクに10G、最大4ポートサポートする。工場やオフィスなどのフロア間を中継するアグリゲーションスイッチとして利用可能と紹介されている。
価格は56万7000円。 -
M4100-D12G : ギガビットポート12個、SFPスロット(コンボ)を2個搭載した、デスクトップ型のマネージスイッチ。ポート1にPoE+の受電ポートを備える。またACアダプターも付属しており、PoE給電スイッチがない場合は、通常のデスクトップスイッチとしても使用することができる。
なお、M4100シリーズの特徴としてハイエンドのM5300シリーズと全く同じL2Plus管理機能を搭載し、VLANやポートトランキングのL2機能に加え、スタティックルーティンなどのL3機能がサポートするなどの特徴もある。
価格は6万5100円。 -
M4100-50G-POE+、M4100-26G-POE : 両製品ともPOEに対応したフルギガビットスイッチ。M4100-50G-POE+はギガビットイーサネット50ポートを搭載し、48ポートからPoE+(プラス)での給電が可能。M4100-26G-POEはギガビットイーサネット26ポートを搭載し、24ポートから従来のPoEでの給電できる。なお、PoE+は既存のPoEの約2倍である30W(1ポートあたり)まで受電機器に供給可能。
価格はM4100-50G-POE+が30万4500円、M4100-26G-POEが16万8000円。
併せて、ネットギアでは「M5300-28G-POE+」「M5300-52G-POE+」「M5300-28G3」「M5300-52G3」の価格を改定したことも発表。新価格は以下のようになっている。
製品名 | 新価格 | 旧価格 | 値引率 |
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M5300-28G-POE+ | ¥470,000 | ¥479,400 | 2% |
M5300-52G-POE+ | ¥750,000 | ¥770,800 | 3% |
M5300-28G3 | ¥490,000 | ¥507,600 | 3% |
M5300-52G3 | ¥730,000 | ¥799,000 | 9% |