電通と電通テックは12月6日、地域情報サイト「まいぷれ」を運営するフューチャーリンクネットワーク(FLN)と業務提携し、ケーブルテレビ用次世代セットトップボックス「ハイブリッドBox」に対応した地域情報配信アプリの開発を共同で行うことを発表した。

ハイブリッドBoxは、放送と通信を連携させる機能を搭載した次世代ケーブルテレビ受信用セットトップボックスの総称で、スマートフォンやタブレットなどの情報端末と連携させてホームネットワークを構築することができる。

このほど3社が共同開発する地域情報配信アプリは、ケーブルテレビ局向けに地域商店のチラシ情報や、お得なクーポン情報を配信するほか、地域のニュースや天気情報、自治体や自治会からの情報などを提供する機能を備える。

ケーブルテレビ局のサービスエリアに合わせてカスタマイズした情報を配信できるため、全国一律の情報配信に比べ、暮らしに密着したマーケティング活動が可能になるという。

電通はこのアプリをもとに、地域情報の配信サービスを展開する予定で、将来的には、地域専用ICカードによるポイント通貨の運営や、各種キャンペーンの地域別展開など、さまざまなサービスを提供する“ハブ”として活用するとしている。

このアプリ開発において、電通と電通テックはコンテンツの企画や地域サービスの開発、自治体や企業向けサービスの提供を担当し、FLNは地域情報の収集、編集、配信を担当する。