NXP Semiconductorsは、システム開発者が最近行った設計に任意のタイミングで機能を追加することを可能にする2種類のマイクロコントローラ(マイコン)「LPC11E37H」および「LPC11U37H」を発表した。

2製品ともに、「I/Oハンドラ」ペリフェラルを備えており、これにより設計者は、設計サイクルの任意のタイミングで新しい周辺機能を追加する自由度が与えられるようになり、CPUのパフォーマンスへの影響を最小限に抑えたままマイコンにI2S、I2C、UART、DMA、その他の機能を簡単な設定で追加することが可能になる。

また、128KBのフラッシュメモリ、12KBのSRAM、4KBのEEPROM、50MHz動作のARM Cortex-M0プロセッサを内蔵しており、LPC11U37HにはフルスピードUSBデバイスコントローラも内蔵している。

なお、同I/Oハンドラはプリコンパイルされたライブラリを用いて設定する必要があるが、これらのライブラリは、同社のWebサイトから無料でダウンロードして利用することが可能だという。

「LPC11E37H/LPC11U37H」のパッケージイメージ