Stratasysは12月4日、同社製のFDM(熱溶解積層)方式向けの3Dプリンタで利用できるナイロン素材「FDM Nylon 12」を発表した。

同製品は同社初となる3Dプリンタ用のナイロン素材。同社マテリアル・プロダクト ディレクターである Fred Fischer(フレッド・フィッシャー)氏は、「ナイロン素材は同社製3Dプリンタの利用者から多くの要望があった」と述べている。

ナイロンの性質を活かした強度が特徴で、同社のほかのFDM素材と比較して最大5倍の破損耐性があるほか、破断伸びは最大100から300%上回るという。

同製品は「Fortus」シリーズのFortus 360、400、900に対応し、色は黒のみ。SR110と組み合わせることで水溶性のサポート材として利用でき、ほかの水溶性サポート材と同様、洗浄剤を使って不要な部分を簡単に洗い流せるという。

ナイロン素材の「FDM Nylon 12」は、ほかのFDM方式の素材と比べて強度が高く、かつ、伸縮性がある