NTTPCコミュニケーションズは12月4日、法人向けトータルネットワークソリューション「Master'sONEサービス」において、BYODの実現に適したMAM機能付きリモートアクセスサービス「セキュアリモートアクセス」の提供を開始した。

同サービスは、個人が持つiOS端末/Android端末を安全に業務で利用するためのデータやアプリケーションの「公私分離機能」と、高セキュリティなリモートアクセスサービスを一元的に提供し、業務効率化を推進する。少数のIDから利用できるため、BYODを検討中の企業へのトライアル導入も行いやすい。

公私分離機能の実行イメージ

企業データを暗号化して端末に保存し、移動中などの隙間時間にメールを確認したり、スケジュールを更新するということも可能だ。端末にデータを保存しているため、電波の届かない場所でも企業データにアクセスすることができる。端末紛失などのインシデント発生時には、企業データのみの遠隔削除に対応し、個人データには影響を与えない。

業務アプリケーションやVPN接続設定の自動配布に対応しているため、私物端末へのキッティングの負荷や、利用者の端末設定の手間が軽減される。従業員にとっても、使い慣れた自分の端末を利用できることは満足度向上が期待できる。また、セキュリティポリシーに違反した端末に対しては、自動で企業データの削除などを実施するため、システム管理者の運用管理が容易となる。

リモート接続のためのワンタイムパスワードは、無料オプションとして提供される。また、企業ネットワークへ接続する端末を制限する機体認証オプションも提供されている。