日本でビルボードのマスター・ライセンスを保有する阪神コンテンツリンクは12月4日、日本の音楽ランキング「Billboard Japan Hot100」にTwitterのツイート回数とCDのLook Up回数を新たに加えたと発表した。
ビルボードでは、これまでもパッケージ・セールスだけではなく、iTunes Japanの配信回数やAM/FMラジオ・エアプレイ回数の合算でチャートを提供しており、同社によると「多様化する音楽マーケット動向を反映した国内唯一の総合楽曲チャート」になるとしている。
Twitterのデータは、国内唯一のTwitterデータ再販パートナーであるNTTデータからの提供を受ける。また、1日あたり5.5億クエリという世界最大のトラフィックを誇るグレースノートの楽曲メタデータサービスと協業。エンドユーザーがGracenote Music IDサービスを介して同社のメディアデータベースにアクセスして得られる盤情報の提供回数「Look Up回数」も集計を行う。
これらのデータを、米国ビルボードの監修のもとにチャートへ合算し、最終的なヒット曲ランキングを作成するという。
なお、リニューアル後の12月9日付最新ランキングでは、乃木坂46の「バレッタ」が1位、Perfumeの「Sweet Refrain」が2位、東方神起の「Very Merry Xmas」が3位という結果となった。
阪神コンテンツリンクは、「今後も時代に応じたチャートの構築を目指して各社への働きかけを続けながら国内外の音楽産業・文化の発展に向けて寄与する」としている。