NTTドコモは12月4日、中国の通信事業者「チャイナモバイル」や韓国の通信事業者「KT」と3社で結んだ事業協力活動を強化すると発表した。
ドコモは2011年1月に両社と事業協力契約を締結。各種事業協力活動を進めてきたが、この契約を2017年1月まで3年間延長することに同日合意したという。
事業協力活動では、各種サービスの開発や連携を進めてきた。
例えば、日中韓におけるNFCサービスの国際ローミングを実現するため、「NFC国際ローミング共通仕様書」を策定したほか、日中韓のWi-Fiローミングサービス拡大に向けて、これまで各通信事業者が個別に行っていた事業者間協定や接続を一本化。ハブ事業者を通して日中韓へのWi-Fiローミング院を海外通信事業者に提供するスキームを構築した。
また、チャイナモバイルが運営する中国最大級のスマートフォン向け有料アプリストア「モバイルマーケット」とKTが運営する「Olleh Market」で、ドコモからコンテンツを提供しているという。
今回の契約延長では、日中韓における「LTE国際ローミングサービス」の提供を早期に実現する目標を発表している。