リバーエレテックは12月4日、32.768kHzに代表されるkHz帯の狭周波数偏差要求にも対応した2520サイズ(2.5mm×2.0mm×0.8mm)の水晶発振器「FCXO-05C」および2016サイズ(2.0mm×1.6mm×0.8mm)の水晶発振器「FCXO-06C」の2製品を開発したと発表した。

2製品ともに、さまざまな周波数のATカット水晶片を発振回路で分周することで、高速起動や広い温度範囲にわたって周波数変動を抑え狭周波数偏差への対応を可能にしたもの。独自の「電子ビーム封止工法」を用いたセラミックパッケージと金属蓋を使用することで、高い基本性能と優れた信頼性を確保しているほか、環境に配慮したRoHS指令対応製品となっており、鉛フリーはんだのリフロープロファイルにも対応しているという。

なお、2製品ともにすでにサンプル出荷を開始しており、年内の量産開始も予定されているという。

32.768kHzに代表されるkHz帯の狭周波数偏差要求にも対応した水晶発振器「FCXO-05C」と「FCXO-06C」のパッケージ外観