ソフォスは12月4日、企業のITセキュリティ対策でシンプルな管理や運用を実現する、同社初のクラウド型エンドポイントセキュリティソリューション「Sophos Cloud Endpoint」を発表した。発表と同時にWebサイトから30日間の無償評価版がダウンロードできるようになっている、販売は2014年1月6日から開始される予定。
ソフォスでは、クラウドベースの全体的なセキュリティソリューションの総称として「Sophos Cloud」ブランドを軸とし、クラウド型セキュリティソリューションを随時リリースするという。
クラウドベースのセキュリティサービスによって、ソフォスのパートナーや企業のIT管理者は、あらゆる場所にいるすべてのユーザーを保護することができるようになる。また、Sophos Cloudのセキュリティ管理機能によって、効率的なリソース管理が実現し、企業やIT管理者の時間とコストを節減できるようになるとしている。
ソフォスの最高経営責任者(CEO)であるクリス・ヘイゲルマン氏は、「Sophos Cloudは、企業のIT管理者が常に直面しているセキュリティ保護の問題に対する1つの答えだ。セキュリティの脅威と課題はなくなるどころか、その影響は拡大する一方である。しかし大企業と違い、小規模な組織では担当者がたった1人だけという場合も少なくない。こうした現状を踏まえ、ソフォスでは、IT管理部門を支援するためにSophos Cloudを提供する。Sophos Cloudは、“ITセキュリティの運用をシンプルに実現することを検討している中堅・中小企業のユーザーに、包括的で盤石なセキュリティソリューションを提供する”というソフォスが掲げるビジョンを実現するための重要戦略のうちの1つである」と語っている。
Sophos Cloud Endpointは、既存のセキュリティ管理で起こる複雑な課題を気にすることなく、企業が求める基本的なエンドポイントの保護機能のすべてを提供する。また、このクラウド型新サービスは、同社が最も注力している「チャネル重視」の戦略とも一致するという。