Alteraは12月2日(米国時間)、同社の20nm FPGA&SoCをサポートする開発ツール「Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10エディション」を発表した。
FPGA/SoC「Arria 10」は、TSMCの20nmプロセス技術を利用して製造されており、従来ののハイエンドFPGAに比べて15%の性能向上、従来のミッドレンジデバイスに比べて最大40%の低消費電力を実現している。「Arria 10」によるベースシステムの開発は、「Quartus II 開発環境」を使用して、すぐに開始することができる。
「Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10 エディション」は、FPGA/SoC「Arria 10」の設計、シミュレーション、コンパイルの実行が可能。また、先進のタイミングモデルとボードレイアウト向けの最終ピンアウトが含まれている。さらに、最大115万ロジックエレメント(LE)相当のロジック容量を持つ最大集積度のミッドレンジ「Arria 10」デバイスを含む、複数のFPGAおよびSoCデバイスをサポートする。
なお、「Quartus II 開発ソフトウェア Arria 10 エディション」は、同社のWebサイトからダウンロードして入手できる。30日間の無償トライアルライセンスが付属するサブスクリプションエディションとして提供され、年間費用は米国内販売価格2995ドル(ノードロックPCライセンス時)。