ソフトバンクは12月3日、子会社のイー・アクセスとウィルコムを2014年4月1日付で合併すると発表した。
イー・アクセスとウィルコムは、同日に基本合意書を締結。1月下旬に合併契約締結に関する取締役会決議を両社が行い、合併契約を締結。2月中旬に合併承認臨時株主総会を開き、4月1日をもって合併を行うという。
合併は、イー・アクセスを存続会社、ウィルコムを消滅会社とする吸収合併方式を予定しており、ウィルコムの100%株主であるソフトバンクに対して交付される対価は、両社協議の上、後日、合併契約において決定するという。
イー・アクセスとウィルコムは、1月17日よりそれぞれの専売店である「イー・モバイルショップ」と「ウィルコムプラザ」で相互に商品を取り扱うなどの連携を進めていた。合併後に存続する会社は、イー・アクセスの約440万契約とウィルコムの約570万契約を合わせて1000万以上の顧客基盤を持つことになる。
今後は、イー・アクセスが展開する無線事業と固定通信事業、ウィルコムが展開するPHS事業について引き続き発展させると共に、市場拡大が見込まれるスマートフォン分野に注力するとしている。