Googleは、音声による検索機能「Google音声検索」をバージョンアップし、ユーザーの話し言葉を理解してそれに対する回答を行う新機能を追加した。
この新機能では、話し言葉で質問するような形で発話することで、それに適した検索結果が音声で案内されるというもの。Googleはこの機能の利点について「買い物で両手がふさがっていて入力しづらい時や、画面が見られないような状況でも、会話するように知りたい情報をすぐ調べられます」とコメントしており、常に画面を見て作業しているデザイナーやCGクリエイターなどが、作業を中断せずに検索作業を行いたい時にも使えるものとなりそうだ。
また、Googleは箱根までのドライブ旅行を例に挙げて新機能を解説。音声検索のアイコンをタップして「箱根の天気は?」と聞くと、「箱根町の天気は15度で曇りです」と音声で応答し、旅先の天気を知ることができる。箱根の観光名所・大涌谷までの行き方を知りたい場合も、「大涌谷まで車で行きたい」と話しかけると、すぐに経路検索の画面が立ち上がる。
そのほか、「箱根の観光スポットを教えて」という質問に対しては、周辺の観光スポットを一覧で表示。候補のひとつである「箱根彫刻の森美術館」にあるピカソのコレクションの情報を見て、ピカソの出身地が気になった場合も、「ピカソはどこで生まれたの?」と聞くだけで「スペイン マラガで生まれました」と回答する。
なお、この新機能は、スマートフォンやタブレット(iOS/Androidアプリ)、PC(Google Chrome)で利用可能。ちなみに、音声での回答に対応していない質問の場合でも、通常の検索結果は表示されるということだ。