ボンサイラボとSラボは、小型3Dプリンタ「BS01(通称:BONSAI Mini)」を共同開発し、12月6日よりクラウドファンディングサイト「kibidango」で販売受付を開始することを発表した。価格は7万9,800円から(送料込み)。支援の募集期間は12月6日 0:00~12月26日24:00。

「BS01」アップルグリーン

「BS01」で作成したフィギュア

「BS01」内部

「BS01」は、約25cm四方のコンパクトな筐体を採用した3Dプリンタ。学校教育に3Dプリンタを導入する動きが世界で加速する状況を受け、「日本中の教師やこどもたちに広めたい」という思いから開発・製造されたもの。また、全5色(ウォームグレー、オフホワイト、フレッシュ・ベリー、アクアブルー、アップルグリーン)の木製フレームを採用。一般的にトラブルで多く見られるノズル詰まりを防ぐための構造設計となっており、仮にノズルが詰まった際にも交換が簡単で、ノズルパージキット(ノズル清掃キット)も標準付属している。

そのほか、開発から組み立て、サポートまで日本国内で対応し、最新の技術情報やトレンド、トラブル事例なども共有できる3Dプリンタのユーザーコミュニティを開設する。フィラメントも国内製造で、最新トレンドカラーのフィラメントを開発・販売予定。6日から実施される「kibidango」での支援募集では、早割限定20台のPLAモデルキット(7万9,800円)のほか、完成品を提供するプランや代替機貸し出しサービス付モデルなどが展開される。

なお、同機はPLAモデル、ABS/PLA(ヒートベッド付き)モデルの2モデル展開。本体サイズは縦250mm×横250mm×高さ270mm、重量は6kg。フィラメントはABS、PLA、(各12色)、軟性ナイロン(現在開発中)でサイズは1.75mm。最大造形サイズは幅150mm×奥行き130mm×高さ100mm、ノズル径は0.4mm標準(0.2mmから0.5mmの全4種類)、積層ピッチは0.1mm推奨(オプションでデュアルヘッドに対応/2014年3月予定)、各軸の理論分解能はz軸が0.3ミクロン(0.0003mm)、xy軸が14ミクロン(0.014mm)。造形スピードはヘッド速度(造形時速度)が100mm/sec、トラベル速度(空送り時速度)が200mm/sec。対応OSはWindows 7以上、Mac OS X、対応ソフトウェアはRepetier Host、Slic3rとなっている。