ディーバは11月29日、連結会計システム「DivaSystem(ディーバシステム)」の最新版「DivaSystem 9.9」の提供を開始したと発表した。
最新バージョンでは、内部取引照合モジュールの新版「DivaSystem NRN 3.0」の提供により、連結決算で必要な単位より細かい「取引単位」での照合機能による差異分析の効率化や、グループ会社間での照合連携機能の強化による、照合業務の負荷分散の実現、また未照合をグループ会社に督促するための、グループ会社担当者へのメール督促機能などが追加された。
これは、同社の提供する連結会計システム「DivaSystem」利用企業の内、IFRS導入プロジェクトを進めている企業29社(11月29日現在)からの「業務負荷が増大するIFRS導入時には、決算業務の早期化・効率化が必須である」というニーズを反映し、機能拡充を行ったもの。
その他、グループ会社からの報告データについて、セル単位でのコメント入力機能を追加することでデータ収集機能を強化。さらにセグメント情報から仕訳・内部取引時の発生元情報のトレース、開始仕訳の分析といった、決算業務内で必要なデータ発生元をトレースする機能に加え、レポートテンプレートの充実、サポートサイトを通してダウンロードが可能な、分析レポートテンプレートの充実などによるデータ分析機能を強化。その他、サブ連結を行う際に必要な、サブ連結データと親会社データの連携機能の強化などが追加された。
なお、最新バージョンは、通常バージョンアップでの対応となり、既に「DivaSystem」を利用している場合は、基本モジューを通常保守費用内で提供する。