感性が鋭く、お金をかけずに遊ぶことも上手な美大生ならば、きっと素敵なスポットを知っているはず! というわけで、今回は、都内の美術大学に通う現役学生20名に都内にある「アート好きにオススメなショップやミュージアム」を教えてもらいました。

■KITTE

「デザイン系の雑貨屋さんが色々入っていて、ファッションフロアにもテイストが好きなお店が多いのでよく利用します」(19歳/女性)

2013年3月にオープンした東京駅直結の複合施設。丸の内エリアに多いコンサバ系のファッションビルとは方向性を変え、ナチュラルなライフスタイル系のショップが充実しているのが特徴。「CLASKA」「THE SHOP」「中川政七商店」など感度の高いデザイン雑貨のショップや、カフェ併設のブックストア(マルノウチリーディングスタイル)などがあり、オシャレなモノ・コトを満喫できる空間となっています。

■JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク

「KITTEの中にあるミュージアムです。大きな骨格標本から、昆虫標本、卵、剥製、模型まで……とにかく東京大学の収集してきた様々なコレクションが陳列されていて、重厚な展示室の雰囲気も好きだし、自然物の形の美しさにハッとさせられます。好きすぎて何度も通っています!」(23歳/女性)

先に紹介した「KITTE」に足を運んだならば、是非合わせて訪れてほしいのがこちらのミュージアム。実際に帝大時代に使われていたというレトロなキャビネットの中に所狭しと収められたコレクションは圧巻。キャプションの説明を極力減らし、感覚的に楽しめる展示構成にされているのが特徴です。2013年グッドデザイン賞を受賞。

■MoMA デザインストア

「実用的なアイデア系のデザイン商品から、ちょっと笑える面白いデザインのものまで、色々な商品があって飽きない」(20歳/男性)

言わずと知れたニューヨークの現代アートミュージアム「MoMA」のストア。日本では表参道のGYREビル内の1号店と、銀座ソニービル内の2店舗を展開。カラフルでユニークな商品が並ぶ店内は、まるでミュージアムのよう。ギフト選びの買い物にはもちろん、ふらりと立ち寄って眺めるだけでも楽しめます。

■ユトレヒト

「他の書店には置いていないような海外のデザイン書や、個人出版の本・zineなどが並んでいてお洒落!」(21歳/女性)

独特の視点でセレクトした本を紹介している小さなブックストア。青山通りから横道を少し入ったところにある古めかしいビルの2階に隠れるようにあるお店です。本だけでなく、作家のzineや雑貨なども取り扱いがあり、併設のギャラリースペースでは展示が行われていることも。

■東京都現代美術館 図書室

「美術書だけでなく、過去の展覧会カタログや図録も閲覧できる図書館。静かでゆったりした読書スペースもあり、居心地がよいです」(24歳/女性)

清澄白河にある東京都現代美術館の地下1階に、図書室があることをご存知でしたか? 所蔵資料の貸出しは行っていませんが、館内閲覧は誰でも無料で利用できます。通常の図書館では読めないようなアート・デザインの専門書、過去の展覧会カタログなどが豊富に収蔵されていて、何時間も夢中になって過ごせそう。

いかがでしょうか? さすが美大生、アート好きのための色々なスポットをオススメしてくれました! 最先端のアート&デザインを、しかも無料で楽しむことができるなんて、知らなきゃ損ですよね。ちょっと時間が空いたときなどに立ち寄れる、アクセスのよいスポットばかりですので、みなさんも是非足を運んでみてください。