マイボイスコムは11月29日、6回目となる「音楽ダウンロード」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は11月1日~5日の期間で、1万1216件の回答を集めた。
調査によると、音楽を聴く際に利用する機器は「パソコン」(48.9%)が最も多く、「デジタルオーディオプレーヤー(DAP)」「カーナビ、カーオーディオ」「ラジカセ、CD、MDプレーヤー」がそれぞれ2~3割で続いた。「スマートフォン」は16.0%で、2012年の数値より増えており、10~20代では「パソコン」「デジタルオーディオプレーヤー」に次いで、3位となっている。
音楽ダウンロード(ストリーミング除く)の利用経験は43.1%で、若年層ほど多い傾向が見られた。「パソコンで無料ダウンロード(試聴)したことがある」は26.5%、「パソコンで有料ダウンロードしたことがある」は16.9%となった。「スマートフォン」では有料と無料ともにそれぞれ1割未満となっており、「携帯電話」の利用経験は減少傾向にあるという。
音楽ダウンロード経験者のうち、直近1年以内の利用者は5割強であった。音楽ダウンロードで利用したサイトは「iTunes Store」(24.0%)が最も多かった。また、「直近1年以内に利用していない」と回答した人の割合は43.5%となった。
音楽ストリーミングサービス利用経験は全体の10.2%で、若年層で多く見られた。この層では、「レコチョク Best」(0.7%)が最も多かった。
音楽配信サービス(ダウンロード形式とストリーミング形式のいずれか)利用者の、サービス選定時の重視点は「好きなアーティストの曲が充実している」(23.7%)が最も多く、「曲の検索がしやすい」「無料でダウンロードできる曲が充実している」「料金が安い」「最新の曲が充実している」「試聴が充実している」が続いた。
1か月あたりの利用金額は「0円」が39.7%を占め、「月に100円未満」「月に100円~300円未満」「月に300円~500円未満」が各1割弱となった。
音楽配信サービスを利用したい人は34.1%で、10代では5割を示した。「曲ごとにダウンロードし再生する方式を利用したい」が23.9%、「音楽ストリーミングサービスを利用したい」が5.0%となった。音楽ダウンロード・ストリーミングを両方したことがある人では、「曲ごとにダウンロードし再生する方式を利用したい」は5割、「音楽ストリーミングサービスを利用したい」は2割となった。