京セラコミュニケーションシステムは2013年11月28日、レコチョクがクラウド型統合運用管理サービス「GreenOffice Unified Cloud」を導入したことを発表した。

レコチョクは、日本最大級の音楽配信サービスを中心とした、エンターテインメントコンテンツサービスを展開している。同社では、音楽ファン個人のライフスタイルに応じて音楽の楽しみ方に合わせたサービスの拡大や、スマートフォン・携帯型ゲーム機など多様化するマルチデバイスへの対応、音源ファイルの高音質化などに伴い、監視体制に対する運用の複雑化やコスト増大が課題となっていた。

そこでレコチョクは、固有の要件に対応できる柔軟なサービスメニューと、導入を予定しているアマゾンウェブサービス(AWS)などのクラウドサービスを含めた統合的な運用管理体制、監視サービスにおける豊富な実績を評価して、KCCSのGreenOffice Unified Cloudを採用し、2013年7月に導入した。

GreenOffice Unified Cloudの運用監視サービスは、ユーザーの分散されたシステムの統合監視や障害発生時の復旧オペレーションを「KCCS ITマネジメントセンター」にて24時間365日体制で運用代行するものである。

レコチョクでは、KCCSのサービス導入後、運用コストが60%削減された。また運用方法の改善によりアラート数が5分の1に削減されるなど、品質も向上したという。