富士通は11月28日、米国連結子会社であるFujitsu Management Services of America, Inc.(FMSA)の清算を行うことを発表した。
FMSAは、1968年7月に設立された企業。構内交換機の製造・販売やコンピュータ周辺機の販売などで実績を残したが、2009年にHDD事業を譲渡して以降、ハードウェア事業はスキャナ販売事業のみの展開となっていたという。また、北米におけるサービスビジネスはFujitsu America, Inc.に集約していることから、今回精算を決定したという。
精算結了は、2015年3月予定。スキャナ販売事業はPFUに移管する。
富士通では、今回の精算により2014年3月期の連携業績で純利益100億円の悪化を見込んでいるが、すでに自己資本に算入済みであるうえ、2013年10月31日に公表した連結業績予想には織り込み済みであることを説明している。なお、2014年3月期の純利益は約300億円の見込み。