データリソースは11月27日、3Dプリンタを利用した少量生産市場の規模は年々増え、2014年に14億ドル、2019年に35億ドル以上になると予測した調査レポートを発表した。

発表は、3DプリンタやM2M、拡張現実などの調査を行う調査会社である米SmarTech Markets Publishingの3Dプリンタ市場の調査レポート「少量生産: 3D印刷業界向けマスカスタマイゼーション市場 2013-2022年」に基づくもので、データリソースは同社の日本代理店となる。

調査レポートは、3Dプリンタの用途の1つである「少量生産」に注目。製造業がプリントによって得られる収益を製品戦略面・マーケティング面などから分析し、収益予測を数値化している。その結果、2014年は14億ドル、2019年は35億ドル以上になることが推測できたという。

調査対象となる製造業の分野は、航空宇宙、自動車、プレゼンテーション製品(視覚資料、贈答品、ノベルティ)、モデル(フィギュア)、宝飾品、スマートフォンケース、眼鏡枠、歯科材料、医療など。調査対象の企業は、Staratasysや3D Systemsなどの機器を販売する企業やソフトウェアを開発・販売する企業のほか、実際に3Dプリンタからプリントした製品を販売するメーカーなどが含まれている。