SAPジャパンは27日、「SAP HANAサービスパック7(SP7)」を同日から提供開始すると発表した。

同バージョンでは、オープンなアプリケーション開発エクスペリエンスの幅を拡げ、使用言語に依存しないという特徴を持つ。開発者はコアデータサービスと事前にパッケージ化されたデータ品質ライブラリを活用することで、プログラムの再利用や開発の高速化を実現する。

加えて、SAP HANAのスマートデータアクセス技術に書き込み機能が加わることで、他システムとの連携を強化。オラクルやMicrosoft SQL Serverなどのソースに対応したほか、Hadoop連携を強化し、Hortonworksとの緊密な連携ができる。これにより、アプリケーション開発に必要なデータソースとの連携が実現できる。

また、ハイアベイラビリティ(HA)とディザスターリカバリー(DR)をサポートする機能を継続的に提供するとしており、スナップショットやリプレイ用ログ、および複雑なマルチホストのメトロおよびストレッチクラスタ構成のためのカスケード型システムレプリケーションなどが含まれる。

インフラストラクチャーサービスは、メインメモリ128GB、256GB、512GB、および1TBのインスタンスとして提供される。また、同社が管理する認証済みのインフラストラクチャーおよびエンタープライズサポートによる支援を受ける予定となっており。現在非公開のベータとして提供されている。さらにAWSのパブリッククラウドを通じて、メインメモリ244GBから1.2TBまでのインスタンスとしても提供するとしている。