日立公共システムエンジニアリング(以下、日立GP)は、千葉県松戸市の公式ホームページのリニューアルを実施し、11月25日より公開を開始したと発表した。
松戸市は平成9年3月にホームページを開設して以来、市民や職員からの要望を取り入れながら、より使いやすいホームページとなるよう、常に改善を行ってきた。
今回のリニューアルでは、東日本大震災の発生以降重要性が再認識されている災害時対応、およびアクセシビリティ(障がい者や高齢者などへの配慮)に関するJIS規格「ウェブアクセシビリティJIS(JIS X 8341-3:2010)」の等級AA(一部等級AAAの達成基準を含む)に準拠をメインにシステムやデザインを刷新し、より多くの方が時間と場所を選ばずに利用できるホームページとした。
システム構築においては、庁内のサーバを遠隔地2カ所のデータセンターに設置するクラウド型の運用に切り替え、安定したシステム環境の構築および同時災害リスクの低減を実現し、災害発生時においてもホームページの閲覧・更新を可能とした。
また、ウェブアクセシビリティに配慮したコンテンツを簡単に作成できる自治体向けCMS(コンテンツマネジメントシステム)「4Uweb(フォーユーウェブ)/CMS」を導入することで、職員全員による、より積極的な情報発信を行える。
その他、ホームページの閲覧支援ツール「ZoomSight(ズームサイト)」やサイト内検索システム「Searchsight(サーチサイト)」の導入、スマートフォン対応サイトの開設などにより、利用者にとってより見やすく情報にたどりつきやすいホームページとした。