Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers. |
CanonicalでMir関連のディレクタを務めるOliver Ries氏は、Ubuntu 14.04においてはUnity 7およびX.Orgをベースとした環境を提供し、XMirおよびMirの採用は見送る旨を発表した。スマートフォン向けのUbuntuでは引き続きMirがデフォルトのディスプレイサーバとして提供される。Canonicalではコミュニティの反応次第としているが、今のところUbuntu 14.10におけるMir/XMirのデフォルト採用を目指すとしている。
CanonicalはUbuntu 13.10およびUbuntu 14.04においてXMirをデフォルトのディスプレイサーバに採用する方向で開発を進めてきた。しかしマルチディスプレイ回りで不具合がありUbuntu 13.10での採用を見送った経緯がある。Ubuntu 14.04は長期サポートの採用となることもあり、XMir/Mirのデフォルト採用が見送られたものとみられる。
Ubuntu 14.04ではMirで動作するUnity 8のプレビュー版もオプションで提供されるほか、XMir/Mirもオプションでセットアップできるようになる見通し。Canonicalではユーザ体験を向上させる目的でディスプレイサーバとしてMirをデフォルトで採用する方向性を示しており、現在の工程通りに進めば1年ほどでUbuntuファミリーがXMir/Mirへ移行することになる。