富士通は11月25日、ICTシステムの運用ライフサイクルを統合管理するソフトウェア「FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager V15」を発売した。
同製品は、システム全体のICT資産情報と監視情報を統合管理するソフトウェアである。従来のオンプレミス環境、プライベートクラウド環境、および複数のパブリッククラウド環境を組み合わせてシステムを構築するハイブリッド環境において、ソフトウェアの導入からシステムの監視、対処までをワンストップで運用管理することができる。
同製品では、富士通独自の"スマートソフトウェアテクノロジー"に基づいたフィルタリングとポータル画面を提供することで、大量の監視メッセージが発生しても重要度の高いメッセージのみを確認でき、またカスタマイズ可能なポータル画面によって、ユーザーの運用スタイルに合わせた最適な運用作業を行うことができる。
また、同社のAR統合基盤「FUJITSU Software Interstage AR Processing Server」と連携し、機器の運用状態の確認や監視メッセージに応じた作業手順をスマートデバイスに表示させることで、機器が設置されている現場の運用作業を効率化する。
さらに、垂直統合型仮想化・プライベートクラウド基盤「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」と連携することで、クラウド全体の統合運用管理も提供される。
価格は、Standard Editionが50万円~、Enterprise Editionが100万円~、Global Enterprise Editionが700万円~、クライアントライセンスが2万円~で、それぞれ税別となっている。