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Red Hatは11月21日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux 6系の最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 6.5(RHEL 6.5)」を公開した。RHEL 6.5では高精度時間プロトコル(PTP)を利用することで1マイクロ秒以下(サブマイクロ秒)レベルでの時刻同期性能を実現しており、金融サービスやトレーディング産業における要求に対応している。
米国立標準技術研究所のSCAP 1.2(Security Content Automation Protocol)の実装系であるOpenSCAP 2.1を同梱しているほか、仮想化関連技術の改善も実施されている。ゲストOSがアクティブな状態で仮想プロセッサの有効無効が切り替えられるようになったほか、KVMハイパバイザにおいて設定できるメモリサイズが4TBまで引き上げられている。GlusterFSボリュームのサポートも追加されている。
NVM ExpressベースのSSDがサポートされた点も注目される。PCI ExpressベースのSSDが使用できるようになることで、従来よりも高速なストレージを実現できる。また、単一のiSCSIターゲットに対して255を超えるLUNを設定できるなどストレージ関連機能も強化されている。