日興アイ・アールは、「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点で設定した148の客観的な評価項目に基づき、全上場企業3,556社のホームページについて調査を行い、「2013年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」を発表した。
それによると、ソフトバンクが総合ランキングで2年連続1位、新興市場ランキングではフィールズが4年連続1位となった。また、総合ランキングの上位企業(トップ5)は、順位に変動があったものの、昨年と同じになったという(ソフトバンク、東芝、カプコン、KDDI、TDK)。
評価視点別では、「分かりやすさ」トップにソフトバンクと東芝とKDDIの3社、「使いやすさ」トップにカプコン、「情報の多さ」トップにソフトバンクがランクイン。
個人投資家に配慮したホームページを作成している企業は、全ての視点別において評価が高い傾向があり、上位企業の多くは、個人投資家向けに自社の特徴・強みや、ビジネスモデルのポイント、株主になるメリットなどを分かりやすくまとめた専用コンテンツを用意するとともに、個人投資家向けのIRイベントの情報を提供するなど、投資判断に必要な詳細情報を整理して提供しており、個人投資家の様々なニーズに対応する姿勢が見られるという。
前回より調査を開始したスマートフォン対応サイト関連については、対応サイトを開設している企業が7.7%(昨年度:3.6%)と、前回調査より着実に増加しており、今後もこの流れは続くものと考えられるという。また、今回より「スマートフォン対応のIRサイト」と「スマートフォン・タブレット端末向けのIR専用アプリ」について調査を開始したが、それぞれ2.6%、0.2%とまだ少数だったという。