クアルコムは11月20日、同社にとって第4世代となる3G/LTEマルチモードモデム「Qualcomm Gobi9x35」とRFトランシーバーチップ「Qualcomm WTR3925」、Snapdragon 800シリーズの次世代型プロセッサー「Snapdragon 805 Ultra HD」を発表した。

「Gobi 9x35」は20nmで製造されており、TDD-LTEおよびFDD-LTE Category 6に対応。最大40MHz帯域幅のキャリアアグリゲーションをサポート。これにより、下り最大300Mbpsの通信速度を実現する。

「WTR3925」は28nmプロセスで製造されるRFトランシーバーチップで、特徴として、3GPPで規格化された全てのキャリアアグリゲーションの組み合わせをサポートする。

同社では、「Gobi 9x35」と「WTR3925」の組み合わせで、シングルSKU LTEプラットフォームを可能とするRF360フロントエンドソリューションと使用する事ができる。また、通信事業者は分断された帯域を3GPPが承認した5MHz、10MHz、15MHzおよび20MHz幅で組み合わせることが可能となるとしている。

また、同時にSnapdragon 800シリーズの次世代型プロセッサー「Snapdragon 805 Ultra HD」も発表した。

特徴として、Adreno 420 GPU搭載により、既存のGPUに比べ性能が最大40%向上。また、システムレベルでUltra HDをサポートし、4Kビデオキャプチャーおよび再生、デュアルカメラ・イメージ・シグナル・プロセッサー (ISPs)をサポートする。

各コアが最大2.5GHzで動作するKrait 450クアッドコアCPUを搭載し、最大メモリー帯域幅は25.6GB/秒となっている。