日本HPは11月20日、次世代ITインフラ実現に向けた戦略「HP Converged Infrastructure」のための統合管理ソフトウェア「HP OneView(エイチピー・ワンビュー)」を発表した。

「HP OneView(エイチピー・ワンビュー)」

「HP OneView」は、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ファシリティといった顧客のITインフラ全体を、単一の統合管理プラットフォームにより管理するソフトウェアで、これまでのHP Systems Insight Managerを中核とするハードウェア管理ソフトウェアのアーキテクチャを10年ぶりに刷新した新製品。

本製品により、IT管理者の作業の簡素化、管理効率の改善、管理コストの抑制、そして作業ミスのリスクの最小化を実現し、HP ProLiant Gen8発表以降、管理者の代わりに自ら働くITのコンセプトをデータセンターレベルまで拡張する。

従来の管理ツールのイメージを一新する、直感的で使いやすいウェブページライクなインタフェースを採用し、ダッシュボード、スマート検索、マップビュー、テンプレートを搭載する。

「HP OneView」のインタフェース

ダッシュボード、スマート検索、マップビュー

また、HP BladeSystemエンクロージャーの自動構成やHPバーチャルコネクトの自動構成に対応し、仮想環境上で実行可能な仮想イメージでの提供で、管理サーバのインストール・構築作業が不要になる。

「HP OneView」の自動構成

発表したバージョン1.0はHP BladeSystem、HP ProLiant サーバ Gen8ならびにG7向けのリリースで、特にHP BladeSystem、仮想化が前提の場合は、サーバブレード、エンクロージャーの管理からHPバーチャルコネクトの管理まで、全て単一ツールでの管理が可能であり、一般的なラックサーバを運用する場合と比較して3年で、約42%のTCO削減に寄与する。

製品の価格は、「HP OneView 1サーバーライセンス」が14万3,850円(3年 24×7 サポート付)。