SRA OSSは11月20日、HAソリューション「PowerGres HA Pacemaker版」の販売を開始すると発表した。

PowerGres HA Pacemaker版は、PostgreSQLをベースにしたデータベース製品「PowerGres」ファミリーに、オープンソースのHAクラスタソフトウェア「Pacemaker」、「Heartbeat」、「DRBD」を組み合わせたソリューション。パッケージ化されており、煩雑なインストール作業や設定作業を省略できる。

また、「PowerGres Cluster Manager」を同梱しており、ノードの設定、コミュニケーションパスの作成、各リソースの作成、ミラーリングの設定、データベースクラスタの初期化などの作業をわずか2つのコマンドで済ませられるという特徴もある。

PowerGres HA Pacemaker版の動作環境は以下のとおり。

CPU Intel x86、AMD64およびIntel 64(EM64T)アーキテクチャのCPU
OS Red Hat Enterprise Linux 6.0以降、CentOS 6.0以降、
Red Hat Enterprise Linux 5.7以降、CentOS 5.7以降
メモリ 512MB(1GB以上推奨)
ハードディスク 500MB以上の空き容量

ニーズに応じて以下の4つのメニューが用意されている。

サポートメニュー 製品+初年度サポート 次年度以降サポート
PowerGres on Linux HA Pacemaker版 基本2ノード構成 ビジネスタイム 1,050,000円 420,000円
プレミアム 1,470,000円 840,000円
PowerGres Plus HA Pacemaker版 基本2ノード(2CPU)構成 ビジネスタイム 1,260,000円 567,000円
プレミアム 1,827,000円 1,134,000円
※ ビジネスタイムはSRA OSS営業日の9:00~12:00、13:00~19:00までのサポート、プレミアムは24時間365日のサポート

なお、PowerGresファミリーのHAソリューションとしては、すでにLifeKeeper版、CLUSTERPRO版が提供されており、今回のPacemaker版は第3弾となる。