日本ユニシスグループ(日本ユニシスとユニアデックスなど)は、グループ社員約9,000名が使用するグループ全社で統一化した情報共有基盤に、日本マイクロソフトの「Office 365」の採用を決め、2013年11月より順次導入を開始していると発表した。

企業の情報共有基盤提供サービスの概要図

従来、同グループ各社の情報共有基盤は、個々に最適化され整備/運営されてきたが、グループ経営上の効率性と機動性を一層向上するために標準化・統合化し、メール、スケジュール管理、文書ファイル共有、Web会議、在席状況などのコミュニケーションや情報共有を実現する統一された仕組みを整備し、ユーザー数11,000名の利用環境を構築した。

また、オンプレミス環境とクラウドサービスを併用したハイブリッド環境を適用することで、自社固有要件の実装と情報共有基盤の長期的な維持コストの低減を目指す。

今後、Office 365の全面導入に向け、クラウド版Office アプリケーションスイート「Office365 ProPlus」を皮切りに、順次導入し、場所や時間、利用するPC環境に影響されず、いつでもどこでもOfficeが利用できる環境を整備していく。

さらに、これまで、BYODやモバイルアクセスの導入を進めているが、「Office 365」との組み合わせにより、より多様なワークスタイルへの対応を図る。

また、顧客向けにはオンプレミス(自社導入)環境での「Exchange」、「SharePoint」、「Lync」の構築実績を踏まえて、クラウドサービスで提供される「Office 365」利用環境を構築するほか、ハイブリッド型の情報共有基盤を構築・利用するためのサービスを順次提供し、今後3年間で60億円のビジネスを目指す。