日立製作所は、日立ソリューションズと共同で、ユニーとUCSが発行を開始するユニーグループの電子マネー「uniko(ユニコ)カード」のシステムを構築したと発表した。

「unikoカード」イメージ

本システムは11月21日から稼働し、ユニーの総合スーパー大型店「アピタ」、中型・小型店「ピアゴ」、ホームセンター「ユーホーム」など229店舗(11月21日時点)の直営売場にて「unikoカード」の発行と利用を開始。システムは、日立ソリューションズのポイント管理ソリューション「PointInfinity(ポイントインフィニティー)」を活用して構築する。

今回、「unikoカード」システムでは、電子マネーと電子マネー利用時に付与されるポイントの残高情報、取引履歴情報などをサーバで一元管理、店舗のPOSレジやチャージ機と連携し、電子マネーの精算、ポイント付与を行う。なお、利用者は「ユニコWebサービス」にて会員情報の登録や残高照会ができる。

日立ソリューションズは、2008年にパッケージ版、2011年からSaaS版で「PointInfinity」の提供を開始し、ポイント管理の分野で多くの導入事例を持ち、今回、初めてポイントと合わせて「PointInfinity」を電子マネーの管理に適用した。

ポイント管理ソリューション「PointInfinity」概要

ユニーとUCSは、2014年2月末に「unikoカード」の会員数90万人、5年後の2018年に会員数430万人、直営売場におけるカード決済比率55%(クレジット含む)を目指し、さらに、2014年秋には全国のサークルK・サンクスでも利用できるようになるなど、利用店舗数の拡大も予定している。