東京都・両国の東京都江戸東京博物館では、特集展示「東海道五拾三次」を開催する。会期は2014年1月2日~2月2日(月曜休館、ただし1月13日、20日は開館)、開館時間は9:30~17:30(土曜は19:30まで、入館は閉館30分前まで)。会場は同館の常設展示室5階・第2企画展示室。観覧料は一般600円、大学・専門学校生480円、都外の中学生・高校生・60歳以上300円、都内在住または在学の中学生・小学生・未就学児童は無料。
特集展示「東海道五拾三次」は、歌川広重による浮世絵「保永堂版「東海道五拾三次」」シリーズを展示するもの。今回のメイン展示となる「東海道五拾三次」は、武士や町人、百姓などが老若男女問わず伊勢参りなどで東海道を旅するようになった江戸時代後期に出版された大ベストセラー。同館では2013年2月にもこの作品の展示を行い、反響が大きかったことから再度展示を行うこととなった。
また、今回の展示では「東海道五拾三次」に加え、葛飾北斎が描いた東海道の俯瞰図、風景・宿場・寺社・一里塚など街道の情報がつまった「東海道絵図」や当時の旅道具、伊勢参りに関する資料も併せて展示。同館では初公開となる、歌川広重が10歳のころに描いたと言われている富士を背景とした「三保松原図」も見ることができる。
なお、2014年1月2日、3日の2日間について、同展を含む常設展の観覧料が無料となるということだ。