日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は15日、国内において「Enterprise Cloud Services - Mobility」 (ECS-Mobility) を発表した。価格は個別に照会。

「HP ECS-Mobility」は、ツール・サービス導入を迅速に提供し、タブレットやモバイルフォンを含む、さまざまなモバイル端末向けに、セキュアアプリケーションアクセス、ファイルストレージ及びファイル共有を提供する。企業IT部門向けには、適切なセキュリティポリシーを実現するためのツールや、アプリケーションやデータなど重要な企業資産を守るためのアクセスコントロールを提供する。

また、「HP ECS-Mobility」は、企業ユーザに対し、セキュアなアプリケーションストアからの承認済みアプリケーションのダウンロードや、HPクラウドインフラと各種モバイル端末間とのファイル共有と同期を可能にする。

そのほか、クラウドファイルストレージの増減の設定が可能で、国内ストレージを活用することで、データ統治と法令順守双方への対応が可能になる。

HP Enterprise Servicesのシニア・バイス・プレジデントのPete Karolczak氏は、今回の発表について、「業務におけるモビリティは、ITエグゼクティブの継続的な懸念であり主要な関心事です。HP ECS-Mobilityは、お客様に最高レベルのユーザーエクスペリエンスと生産性をご提供すると同時に、ITリスクを最小化することで、HPのクラウドサービスポートフォリオを更に強化します。」とコメントしている。