米Dropboxは11月13日(米国時間)、Dropboxの法人向けサービス「Dropbox for Business」を強化したと発表した。

今回発表された機能は、個人向けアカウントと法人向けアカウントを併用できるというもの。従来、両アカウントは一端末内で同時に利用することができず、切り替えるには、どちらか一方をログアウトしたうえで、他方にログインし直すという作業が必要だったが、今後はそれが不要になる。

Dropbox for Business新版の画面。Dropbox for Businessの公式ブログから

その他、Dropbox for Businessの公式ブログでは、監査ログ共有機能や、リモートワイプ機能、アカウント変更機能などが追加され、ユーザーの利便性を高めると同時に管理機能を強化したことも発表している。

Dropboxは、端末のフォルダ/ディレクトリとオンラインストレージの内容を自動で同期させることができるサービス。Windows、Mac、Linux、iOS、Android、BlackBerry、Kindle Fireなどのアプリケーションが用意されており、オンラインストレージを仲介して異種端末間でファイルを同期できるといった特徴がある。

2GBまで無料の個人向けサービスとしてスタートしたDropboxだが、企業からの要望に応えるかたちで、アカウント管理機能やファイル復元機能、履歴機能などを追加した法人向けサービス「Dropbox for Business」を展開している