CG-ARTS協会は、2013年7月より公募していた学生向けクリエイティブ・コンテスト「第19回学生CGコンテスト」の受賞作品を発表した。
「学生CGコンテスト」は、学生によるCG静止画作品を対象に1995年に始まったもので、2011年からはコンテスト名の"CG"に「Campus Genius」というメッセージを込め、アニメーション、映像、ガジェット、インスタレーション、ゲーム、アプリなどジャンルを問わず、新たなメディアに対峙する作品を募集している。今回は映像作家の原田大三郎氏、キュレーターの四方幸子氏、作家の谷口暁彦氏ら審査員・評価員により審査が行われた。
その結果、今回77組88作品のノミネート作品より最優秀賞に選ばれたのは、久野遥子さんのアニメーション作品『Airy Me』。また優秀賞には、橋場康人さんの光をモチーフにした作品『Light node』、 石橋友也さんの金魚を用いたバイオアート『金魚開放運動』、 内田聖良さんによるWeb上の古書店『余白書店』、上平晃代さんのインタラクティブアート『オオカミのゆりかご』、中村将志さんのiPhone2台を使った映像作品『1912-2012 vol.2』の5作品が選出された(最終審査での評価順)。このほか、審査員賞 (5作品)も決定している。
表彰式は12月1日に、受賞作品やノミネート作品を紹介するイベントは12月1日と2日の2日間、東京都台東区にある複合商業施設「MIRROR」にて開催されるとのこと。会場では受賞作品などを展示・上映するほか、ディスカッションやプレゼンテーションなども開催される予定となっている。
Campus Genius Award GOLD (最優秀賞)
Campus Genius Award SILVER (優秀賞)
『Light node』橋場 康人/戸田 光紀、林 沙有紀 (インタラクティブアート) |
『金魚開放運動』石橋 友也 (バイオアート) |
『余白書店』内田 聖良/余白工事の会 (石幡 愛・小林 橘花) (ウェブの古書店) |
Campus Genius Award BRONZE (審査員賞)
『Soleknob & Motoknob』三枝 峻 (ガジェット) |
『After die storke stone ver1.0』土居下 太意 (パフォーマンス/インスタレーション) |
『Clap Light - Drawing Project』金箱 淳一/Jaime Humphreys (インタラクティブアート) |
なお、本コンテストサイトでは、受賞作品の動画や講評も閲覧可能となっている。