レッドハットは11月13日、クラウド管理製品である「Red Hat CloudForms 3.0(以下、CloudForms 3.0)」の提供開始を発表した。
「CloudForms」では、各種インフラストラクチャプラットフォームを対象としたエンタープライズレベルの管理機能と自動化機能を提供。新版では、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platformへサポート対象を拡大したことにより、既存のインフラストラクチャとOpenStackの統一管理が行える。
「Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」などのOpenStackモデル |
2012年のRed HatによるManageIQの買収によって獲得した技術に基づいた「CloudForms 3.0」は、VMware vSphere、Red Hat Enterprise Virtualization、Amazon AWSなどの各種インフラストラクチャプラットフォームに加え、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform対応の管理機能が追加。
Amazon Web Services(AWS)対応の管理でも、柔軟な運用を支援する機能が強化され、「Amazon Machine Instances(AMI)のプロビジョニング」「Amazon Virtual Private Cloud(VPC)のサポート」「Amazon Identity and Access Management(IAM)との統合」「Amazonでのワークロードに関するパフォーマンスと使用量の追跡」が追加された。
参考サブスクリプション価格は、最新の新機能やイノベーションをサブスクリプションモデルによって、継続的に顧客に提供。Red Hat CloudFormsは管理対象のサーバのソケットペア単位での、サブスクリプションサービスでの提供となり、サポートレベルにより、2種類が設定されている。
2ソケットサーバー1台あたり年間価格とサポート内容は、「スタンダード(電話およびWebサイトによるサポート:月から金の午前9時-午後5時)」が24万400円。「プレミアム(電話およびWebサイトによるサポート:週7日24時間)」が31万1,900円。