コレガは11月13日、RS232C信号を最大1200mまで延長可能なRS232C変換器「CG-RS232RS485」を2013年11月下旬より販売することを発表した。
同製品は、パソコンおよびデバイスのそれぞれに接続して、RS422/485に変換することで接続距離の延長を実現するもの。1対1(Point to Point)および、1対複数(マルチドロップ、シンプレックス)接続に対応しており、1対1方式では、離れた2つのデバイスを、2 台のCG-RS232RS485を使用して接続する形で長距離伝送を実現する。Point to Pointフルデュプレックス(全二重)、Point to Pointハーフデュプレックス(半二重)の2つの設定が可能となっている。
一方の1対複数を実現するマルチドロップ方式では、2台以上のデバイスを接続するため、接続するデバイスに対応する数量のユニットが必要となる。1台のデバイスがマスターユニット、そこに接続される1台以上のデバイスがスレーブユニットとなり、最大31台までのスレーブユニットを接続することができ、マルチドロップフルデュプレックス(全二重)、マルチドロップハーフデュプレックス(半二重)の2つの設定が可能。また、シンプレックス方式では、1台のデバイスがマスターデバイスとなり、そこに接続される1台以上のデバイスがスレーブデバイスとなるところまではマルチドロップ方式と同じだが、異なる点は、マスターデバイスはTalkのみ、スレーブデバイスはListenのみを行うものとなっている。
さらに、バスパワー稼動が可能であり外部電源が不要なほか、DCE/DTE切替スイッチも搭載している。
価格は5820円で、同社では工場内の離れた場所にある工作機械とパソコンを接続するなど、広い敷地内の利用に最適と説明している。