PC-BSD 10-STABLE 2nd登場

PC-BSDプロジェクトは11月12日(米国時間)、次期メジャーリリースへ向けた2つ目のリリースとなる「PC-BSD 10-STABLE 2ndイメージ」ファイルを公開した。x64版(amd64版)のハイブリッドインストーライメージをダウンロードサイトより取得できる。デベロッパまたはアドバンスドユーザ向けのリリースで、まだ開発者初期段階にある。

「PC-BSD 10-STABLE 2nd」の主な変更点は次のとおり。

• FreeBSD 10-STABLE / 10.0-BETA3をベースに採用
• ログインマネージャをGDMからPCDMへ変更
• 10.xシリーズ向けの新しいアートワークの導入
• 各種バグや不具合の修正

10-STABLE向けのpkg(8)リポジトリも提供されているが、リリース版と比較すると提供されているパッケージの数は限られている。また、AppCafeで提供されるアプリの株も限定されている。

PC-BSD 10-STABLEはFreeBSD 10-STABLEをベースとした次世代PC-BSD。UEFIインストールに対応するほか、インストーラに新しいテキストベースのものも追加。KMS/AMDの最新のドライバが提供されるほか、インストールイメージはUSBメモリ/CDイメージのハイブリッドデータが提供されている。起動時にGRUB/BSDローダを選択できるという特徴もある。

PC-BSDはローリングモデルリリースを採用しているため、基本的にはアップグレードすることで最新版へ更新できる。ただし、freebsd-update(8)に不具合があったため今回はアップグレードはできないとされており、PC-BSD 10-STABLE 2ndはクリーンインストールを実施する必要がある。