一般財団法人太陽光発電システム鑑定協会は、使用済みの太陽光パネルの廃棄から再資源化までを一括して請け負うサービス「使用済み太陽光パネルの回収・再資源化サービス」を2014年1月末をめどに開始すると発表した。
同協会によると、現状の太陽光パネルの廃棄にはいくつか課題があり、代表的なもので「パネルの一部は有害物質が含まれていること」「全国で統一した廃棄のルールがなく、一般廃棄物として粉砕・埋立処理する地域もあること」「パネルからアルミニウム、ガラス、銀などの回収が可能な場合は再資源化すべきであること」などが挙げられるという。
そういった課題がある中、同協会はガラス再資源化協議会や精錬会社と業務を連携させることで、パネルの回収から再資源化までを一括受託する同サービスが実現したという。
また、太陽光パネルの製造メーカーや形式を問わずパネルを回収するほか、パネルの品質が高い場合は廃棄せずにリユース品として販売し、その売上の一部は売主に支払うといった取り組みの実施も検討されている。
料金体系は、パネルの大きさや廃棄場へ持ち込むかどうかなどの条件によって異なるが、指定収集場所への持ち込み、1枚18kg以下の結晶系パネルを回収する場合のサンプル価格は1枚1200円となる。