日本ユニシスは11月11日、流通業向けタブレットソリューション「CoreCenter Tablet」の検証を開始したことを発表した。

今回の検証は、日本ユニシスが、2012年2月から提供している小売業向け流通次世代ソリューション「CoreCenter for Retail」の業務機能をタブレットで利用し、さらに基幹業務と現場業務の融合(イノベーション)を実現し、基幹業務と現場業務の垣根をなくし、本部でも店舗でもタブレットがあれば全ての業務に対応できる仕組みに変えていくことを目指し、利便性の向上を図ろうとするもの。

業務範囲は、予算管理・商品計画・商談交渉・陳列演出・販売促進・発注物流・仕入・販売・在庫棚卸・買掛の機能になり、マーチャンダイジングの基幹機能を提供し、オプションであるCoreCenter plusシリーズの追加により更なるマーチャンダイジングの高度化を実現する。

今回、タブレットソリューション第一弾のサービスとして、各店舗の棚割りなどの成功事例や共有情報をドキュメントとして登録し、他店舗との共有を実現する「情報共有ダッシュボード」や「店舗業務ToDo管理」機能、さらにCoreCenter plusシリーズの情報分析機能を利用している場合、売上げ速報などの各種画面をタブレットから操作することができる情報系画面を提供する。

「情報共有ダッシュボードの画面」イメージ

「タブレットソリューション「CoreCenter Tablet」初期提供機能」イメージ

CoreCenterシリーズの開発にあたって日本マイクロソフトから支援を受けており、タブレットソリューションのタブレット独自機能の評価や検証など、共同プロジェクトを発足させ対応している。タブレットのOSに関しては、Windows 8の単体における有用性、例えば既存の各種文書情報の活用性、セキュリティに関する堅牢性、さらには流通次世代基盤CoreCenterとの親和性の観点を重視しているという。