ヤフー / アルプスシステムインテグレーション / ピットクルーの3社は共同で、一般社団法人「セーファーインターネット協会(SIA)」を設立し、インターネットユーザーからの連絡などをもとにしたセーフライン事業を11月11日に開始する。
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SIAのWebサイト |
セーフラインとは、インターネットユーザーからの連絡などをきっかけとして、問題のある情報の管理者に対して削除を促したり、警察への通報を行ったりする取組みを指す。
近年、スマートフォンの急速な普及や掲示板サイト、SNSなどの利用者が急増したことに伴い、リテラシーが十分でないままインターネットを日常的に使うユーザーが、さまざまなトラブルの被害者・加害者となる事例が増えている。
ヤフーとALSI、ピットクルーはこれまで、フィルタリングサービスの提供や、学校裏サイトの監視業務を行ってきた立場から、現在の状況を改善するためにSIAを立ち上げる。なお、SIAには賛助会員として、ミクシィ、グリーも参加する。
SIAは、民間の自主努力により、表現の自由と各種権利侵害を調整する役割を担うほか、定量的な効果検証にもとづいた違法・有害情報対策を模索し、国内外に政策提言を行うとしている。
3社は今後、アドバイザリーボードの有識者委員の意見を聞きながら、関連省庁とも協力をして、対策を進めていくとしている。
