LINEは11月7日、ローソンやマツモトキヨシと共同で、新たなO2Oマーケティングとして活用できる「LINEコラボアカウント」を提供すると発表した。
これは、主に食品・飲料・日用品の消費財メーカーが、ローソンとマツモトキヨシのLINE公式アカウントから自社商品の販売促進を行うためのクーポン配布や商品告知メッセージを配信できるというもの。
LINEによると、この施策は「消費財メーカーが、新たにLINE公式アカウントの開設や購読者を増やすためのコストをかけることなく、見込み客へリーチができる」としている。
一方で、ローソンやマツモトキヨシも消費財メーカーと協力して商品の販売促進を行うことで、自社店舗への誘導を強化できるメリットがある。
LINEを利用したマーケティングでは、マクロミルの「LINEの割引クーポン配布で友達登録者の37.6%が実店舗へ足を運んだ」という調査結果が出ているなど「実店舗への誘導効果が高い」(LINE)という。
この取り組みの第一弾として、12月上旬にローソンのLINE公式アカウントでサントリー食品インターナショナルが「ボスカフェ」の商品告知とクーポン配信を行う。
また、11月12日より、LINEのアバターサービス「LINE PLAY」内で展開しているローソンの公式ルームに「ボスカフェ」専用コーナーを設置。ルーム内にある「仮想Loppi」から実店舗の「Loppi」で引換可能な割引クーポンを配布する取り組みも同時に行う。
LINEは「O2Oマーケティングの可能性を追求し、今後も様々な企業とのコラボレーションを積極的に行っていく」としている。