LINEは11月7日、2013年7-9月期の業績を発表した。これによると、同四半期の連結売上高は191億円となり、前四半期に比べ48%の増収を記録した。

なお、同社は今期より、売上高を総額表示のグロス計上から、純額表示のネット計上に変更している。ネット計上の対象サービスは、「LINE GAME」と「LINE マンガ」のみ。

LINE事業の売上高は99億円だが、従来のグロス計上では156億円となり、前期より58.3%の増収となっていた。LINE事業の売上構成比は、ゲーム課金が60%、スタンプ課金が20%、残りの20%が公式アカウント・スポンサードスタンプ収入だという。

四半期ごとの業績推移

現在、LINEは世界で2億8000万人のユーザーに利用されており、同社代表取締役社長の森川 亮氏によると「3億人のユーザーを年内に無理なく達成する見込み」だという。

今後の展開としては、LINE GAMEで欧州のデベロッパーと連携し新たなタイトルを提供していくほか、スタンプ事業についても世界で活躍するスポーツ選手をキャラクターに起用してグローバルでスタンプ配信を行うとしている。

森川氏は「LINEはまだ投資フェースにあり、収益性よりもサービス品質の改善に注力する。今後も新サービス・新機能の開発や新規ユーザー拡大に向けたマーケティング活動を積極に行っていく」とコメントしている。