The Universal Operating System

2015年でのリリースが予定されているDebianの次期メジャーバージョン「Debian 8.0 Jessie」のデフォルトのデスクトップ環境をGNOMEから「XFce」へ変更する案が公開された。GNOMEからXFceへ変更するかどうかは今後検討するとしている。主な評価ポイントは次の4点とされている。

  • XFceではなくGNOMEを使いたいとして、XFceをデフォルトに変更したあとでもGNOMEへ切り替えるユーザが大勢存在するかどうか
  • 十分なアクセシビリティ機能を提供できるかどうか
  • 新しいユーザと既存のユーザの双方に対して満足のいくUIを提供できるかどうか
  • CDイメージなどのサイズに収めることができるかどうか

DebianはこれまでXFceをデフォルトの環境にしていた時期があるほか、FreeBSD/kFreeBSDではすでにXFceをデフォルトのウィンドウ環境としている。GNOMEは多種多様なアプリケーションを含めてフルスタックのウィンドウ環境を提供しているが、ソフトウェアのサイズが膨れ上がったことや、UIが積極的に変更されることを嫌ってこうした取り組みのようにほかのウィンドウ環境を模索する取り組みが存在している。