カルチュア・コンビニエンス・クラブはこのほど、"ビッグデータ"の認知率に関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査は翔泳社の運営する「MarkeZine」とのコラボレーション企画として、インターネット上での意識調査サービス「Tアンケート」を用いて2013年10月25日~10月28日に実施されたもので、Tカードを利用している23~49歳の2515名が調査対象となっている。
発表によると、「AR(拡張現実)」「デジタルサイネージ」など、近年注目度が高まっている9つのキーワードについてそれぞれの認知率を尋ねた質問で、「ビッグデータ」の認知率は37.9%という結果になっている。なお、9つのキーワードのうち最も認知率が高いのは「クラウドコンピューティング」で、54.3%の人が「知っている」と回答した。
「ビッグデータ」というワードを知っていると答えた人を対象に、「ビッグデータ」に関する理解度を尋ねた質問では、全体の41.2%が「知っていて、内容もほぼ理解している」と回答。部門別に見ると、「ビッグデータ」の内容を理解している人の割合は「IT部門」で66.7%、「マーケティング部門」で58.8%、「その他一般」では36.5%という結果になっている。
また、「ビッグデータ」の構成データであると思うものを選ぶ質問では、「位置センサーデータ」が最も多くの人に選ばれている。
なお、総務省が発表した2012年版の情報通信白書においては、「ビッグデータ」は、ソーシャルメディアデータ / マルチメディアデータ / Webサイトデータ / センサーデータ / オペレーションデータ / ログデータ / オフィスデータ / カスタマーデータの8種で構成されると定義されている。
「ビッグデータ」の最新動向に対する関心を尋ねた質問では、「IT部門」で64.9%、「マーケティング部門」で70.6%、「その他一般」で47.8%の人が、「興味がある」と答えている。
このほか、「どんな企業・団体が所有しているデータがビッグデータであると考えますか?」という質問では、「交通・鉄道・航空など」の企業名を挙げる人が最も多い。