米Googleは11月6日(現地時間)、プレビュー提供している新しいGoogleマップのストリートビューとナビゲーション機能のアップデートを発表した。
これまでストリートビューを使うには、まず地図をクリックしなければならなかった。ストリートビューを利用できる場合、検索ボックスの下にプレビューが表示されるので、そこからアクセスする。この方法だとストリートビューを利用できる場所を把握しにくく、ユーザーからの要望に応えてペグマンと共に対応エリアの表示を復活させた。
右下のExplorerの横に置かれたペグマンをクリックすると、ストリービューを利用できるエリアが地図上で青く表示される。青い部分の上でポインタをホバリングさせると、その場所のストリートビューのプレビュー画像がポップアップし、クリックするとストリートビューに切り替わる。
地図を拡大していくと、Googleユーザーがアップロードした写真がある場所がPhoto Sphere(360度のパノラマ写真)を含めて青い点で示され、レストランや博物館など建物内を探索できる場所が黄色い点で表示される。WebGL対応のWebブラウザでは、米ボストンのフェンウェイ・パークやアルプス山脈のマッターホルンなどEarth Toursを利用できる場所が、Explorerにおいて地球儀のようなアイコンで示される。クリックすると、3Dイメージによる空からのツアーが始まる。
ルート検索の道順で、地上からのスナップショットによるプレビュー表示を利用できるようになった。高速道路のジャンクションやインターチェンジ、交通機関の乗り降りの場所など、地図では分からない現地の様子を予め画像で確認できる。また自動車のルートのトラフィック情報に、事故や工事など道路情報が現れる。データにはGoogleが買収したWazeのユーザーコミュニティからの情報も含まれる。
新しいGoogleマップのアップデートは6日よりロールアウトが始まっており、数週間をかけて新しいGoogleマップの利用にオプトインしているユーザーに提供する。