富士ゼロックスは6日、医療現場で発生する紙や電子の診療記録の統合管理を可能にするソフトウェア「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」のラインナップに、300床未満の中堅病院を対象とした「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1 Type150」を追加し、11月12日から発売すると発表した。
「Apeos PEMaster ProRecord Medical」は、病院内に散在する紙や電子の多様診療記録を汎用的なドキュメント形式で統合管理し、患者の全診療履歴のふかんと情報共有を可能にする「診療記録統合管理ソリューション」のプラットフォームソフトウェア。
今回、現在提供されている機能を維持したまま、300床未満の中堅病院のシステム規模でも利用できる「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1 Type150」をラインナップに追加した。
「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1」の主な特徴として、紙や電子の診療記録全てを汎用性の高いドキュメント形式で保存することにより、記録を長期的に保存・閲覧することが可能。
全診療履歴を時系列で見ることができる「マトリックスビュー」、ツリー構造に沿って目的の文書を検索できる「ツリービュー」、複数の文書を並べて確認できる「フォーカスビュー」で、 医療現場に対応した各種ビューを備えている。
「Apeos PEMaster ProRecord Medical 1.1 Type-150 OTライセンス」の価格は、550万円(税別)。
なお、富士ゼロックスとNECネクサソリューションズは中堅病院へのソリューション提供で協業することを合意しており、NECネクサソリューションズは、同商品とNECの電子カルテシステム「MegaOak-MI・RA・Is」を連携させた中堅病院向けソリューションを東京、名古屋、大阪を中心に展開する。