米Googleは11月4日(現地時間)、動画チャットを通じて専門家が直接レッスンやアドバイス、カウンセリングなどを提供できる新サービス「Helpouts」を開始した。コンピュータソフトのトラブル解決、外国語会話の習得、ギターレッスン、小論文の書き方、メイクアップ、パーソナルトレーニングなど、すでに様々なセッションが用意されている。
Helpoutsには開始時点で、「アート&ミュージック」「コンピュータ&エレクトロニクス」「クッキング」「教育&キャリア」「ファッション&ビューティ」「フィットネス&栄養」「ヘルス」「ホーム&ガーデン」などのカテゴリーが用意されている。Googleは登録を希望するプロバイダー(専門家)の選定を厳しく行っており、プロバイダーと共に順次カテゴリーを増やしていくという。
ユーザーはカテゴリーを選んでセッションをブラウズするか、検索機能を使ってセッションを探す。紹介ページには、セッションの詳細、プロバイダーの略歴や資格、料金、レビューなどが記載されている。料金はボランティアによる無料のものもあれば、Helpoutごとの課金や時間をベースにした従量課金 (例: 1分1ドル)など様々だ。自分の必要に合致するプロバイダーが「Available Now」になっていれば、すぐにHelpoutを開始できる可能性がある。または予定を入れておくか、プロバイダーにセッションの時間をリクエストする。なお、年齢制限はプロバイダーが18歳以上、ユーザーが13歳以上となっている。
HelpoutsにはHangoutsが用いられており、プロバイダーとユーザーが会話するだけではなく、パソコンのスクリーンを共有できる。例えば、共同作業でプレゼンテーション・スライドを仕上げるといったことが可能だ。またセッション開始前にユーザーが希望すれば、セッションが録画されてユーザーのGoogle+ Photosに保存される。
ユーザーがセッションに満足できなかった場合、ヘルス関連のサービスを除いて全額返金を保証している。条件は、ユーザーがセッションを録画した上で、品質保証のためにGoogleが録画を使用することを認め、セッション終了から72時間までに返金を申請することだ。